住まいの換気と言うと、室内(断熱材の内側)換気システム(24時間の計画換気)を連想されると思いますが、今回は気密住宅の断熱材の外側、壁の中・小屋裏換気について考えて見ました。


先月、日本住環境株式会社(旧 宇部気密ハウジング)の主催による、テーマ「小屋裏の耐久性と快適環境の実現をめざして」の勉強会に出席しました。

☆棟換気をつけると小屋裏温度はさがるの?

☆良く換気する棟換気部材と、そうでないものは何が違うの?

☆良く換気する軒裏換気部材と、そうでないものは何が違うの?

☆小屋裏換気でどこまで温度を下げられるのか?

☆良く換気する部材は、雨が入りやすくならないの?

会場で使われた資料集があります。PDFファイルで用意させていますのでご覧になってください。 http://www.njkk.co.jp/product/cat_form/kutaipannfu.pdf

快適な体感温度とは?

〈体感温度=室内温度+表面温度(天井面の温度)を2で割ったものとも考えられます。〉

★表面温度35℃の時 体感温度を27℃にするには、室温を19℃まで下げる必要があります。

エアコンを20℃に設定して力まかせに冷房をかけても涼しくないのは天井の表面温度が高温のままであるからです。

☆逆に、表面温度を下げるための対策をとることで25℃の室内温度でも体感温度は27℃となり、省エネで快適に過ごせます。

注:表面温度を下げるには、

1.小屋裏の熱気をこもらぬうちに速やかにぬく棟換気

2.充分な断熱性能

3.日射エネルギーを室内に入れないための日射遮蔽等の工夫が大切です。


今回の勉強会でも分かるように、断熱材の外側の換気は重要性です。

20年前から、高気密・高断熱を基本とした技術開発をしてきた日本住環境株式会社さんが提案する。

住宅躯体の気密や断熱を確かなものにする為に、必要な躯体換気部材を揃え、少し多めに配置した必要算定計算により得られる棟換気ガラリ(日本住環境の商品)を付けることで、小屋裏の快適環境が期待できます。

詳細は、日本住環境株式会社のHPをご覧下さい。 http://www.njkk.co.jp/

棟換気システムについては、他にもいくつかあります。2例を紹介します。

〈新日軽 住宅建材商品-「棟風」〉

発売から約20年、変わらぬ実績と優れた品質を誇る「棟風」。

*長さ1,800mmの本体1本で天井面積80?をカバーします?… http://www.kawara.co.jp/SALE/FUKUSHIZAI/MUNEKANKI/MUNEKAZE/munekaze.html

〈鶴弥オリジナル棟換気システム「エアフロー」〉

エアフロー1本で約10?の天井面積をカバー出切るので、天井面積80?の住宅ではエアフロー8本、最適な換気量を得られます…。 http://www.kawarayane.com/gekitan/catalog/turuya/airflow.htm


快適な住まいは、躯体内の換気をもっと考える必要があります。棟換気ガラリシステムが、最も有効な方法だと思います。

この記事のタグ ≫